鬼頭郁子のダイアリー

アールドヴィーヴルを体感するフランス研修旅行2024 の続き

アールドヴィーヴルを体感するフランス研修旅行2024
の続きです。

パリでは、ホテル ルブリストルにチェックイン。
ウェルカムシャンパーニュ会、そして幸せな朝ごはんを頂きました。

午前中は、一般公開はされていないヴァンドーム広場のchaumet ショーメ美術館に、特別見学させて頂きました。

ナポレオンの戴冠式の剣と皇后ジョゼフィーヌのティアラを制作した事でも有名なショーメはヴァンドーム広場に拠を構えた最初のジュエラーです。

ブルーの部屋は『真珠の間』
集中力がいる真珠の選定をこの部屋で行っていたそうです。

ネオ・クラシック様式の美しい部屋は、1849年10月17日、フレデリック・ショパンが亡くなった部屋でもあります。
ピアノはショパンの物ではありませんが、ショパン愛用の物と同じピアノだそうです。

 

ご案内下さったのはベルトランさん。

その後、ショーメ本店へ。

ベル・エポック期、上流社会のシンボルとして流行したティアラですが、その独創的な美しさでショーメは比類なきジュエラーとなりました。

そのショーメのティアラを付けさせていただき、皆様、貴重な経験でした。

その後は、すぐお向かいのホテル リッツへ。
今年は24名の大所帯。どうしてもリッツでランチしたくて、2グループに分かれてとなり、ワガママを聞いて頂きました。

昨年に引き続きでしたので、リッツ総料理長 (Chef exécutif jerome legras)ジェローム・レグラス様もご挨拶に来て下さり、楽しく素敵な時間となりました。

タイのセビーチェの「虎の乳のソース」は本当の虎のソースではありませんが(笑)ターメリックやスパイスが効いた初めての味。鴨もシナモンやジンジャーが効いていて美味しかったです。

ランチの後は、リッツツアー。
素敵なところにご案内頂きましたよ。もう、大興奮でした。

続きはまた。

アールドヴィーヴルを体感するフランス研修旅行2024 の続き

アールドヴィーヴルを体感するフランス研修旅行2024
の続きです。

シャンパーニュ地方 ランスよりパリ中心部を抜けて、リュエイユ=マルメゾンへのホテルにチェックイン。

19世紀後半、この辺りは、セーヌ川の舟遊びが流行っていて、印象派の画家マネは「リュエイユの家」を、ルノワールは「舟遊びの昼食」を描いています。

朝、ホテルの周りのセーヌ川辺をお散歩された方も多くいらっしゃいました。

チェックアウト後はマルメゾン城へ。ナポレオン皇妃ジョセフィーヌの城です。

ナポレオンはこの城で多くの時間をジョセフィーヌと過ごし1800年から1802年までは、フランス政府機能がおかれていました。

ジョセフィーヌの贅沢も凄かったし、彼女に好き放題に振り回されていたように見えたナポレオンですが、離婚を決めていても、せめて別れる前には、短い間でも「皇妃」と言う立場に就かせてあげたいと思ったと言う話を聞いて、ジーンときました。

2人には、お互い惹かれ合う深いつながりがあったのでしょうね。

写真は、図書館、ダイニングルーム、ジョセフィーヌの寝室、セーブルの食器など。

マルメゾン城からパリ中心部に戻る途中、新しくできたパリ19区のシャネル複合施設Le 19M(ル・ディズヌフ・エム)へ行きました。

シャネルを支える刺繍、帽子、アクセサリーなどの高い技術を持った職人さんたちが働くCHANEL傘下の11のアトリエが集まっています。

こちらのカフェでランチをしました。カフェを訪れる人、建物の中を通り抜ける人も、シャネルに携わっている人だけあって、目が釘付けになるほどおしゃれ!自分らしい個性的なファッションが良く似合ってました。

その後、ジャックマール=アンドレ美術館へ。

パリ オスマン通りの19世紀の華麗なる邸宅 ジャックマール=アンドレ美術館は、フランス芸術好き、インテリア好きにはたまらない空間です。

ちょうど、ローマのボルゲーゼ美術館とのコラボによる特別展覧会が開催されていました。

この後は、フランスの優雅さや芸術を象徴するホテル ルブリストルにチェックイン。

フランス旅はまだ始まったばかり。
ダイアリーはまだまだ続きます。

アールドヴィーヴルを体感するフランス研修旅行2024

回を重ねるごとに増え続け、今回は24名様での大ツアーでした。

初日は、シャルル・ドゴールの空港ホテルに夕方着でした。そして、翌日朝早く大型バスでランスへ。

まずは、フジタ礼拝堂から。日本人画家の藤田嗣治 がG.H.マム社の敷地内に建てたロマネスク様式の礼拝堂です。

80歳過ぎた藤田は、毎日12時間描き続けたそうです。平和への祈りが聞こえて来そうな礼拝堂でした。

そして、昨年も訪れたランチ大聖堂。そして、昨年、時間外で行けなかったランチ名物「ローズビスケット」のお店に行きました。

今年は、今尚オーナー兼経営者である希少なシャンパーニュ・メゾン 「シャンパーニュ テタンジェ」さんへ。

地下18メートルのワインカーヴは、2015年ユネスコ世界遺産となりました。

ガロ・ロマン時代の真っ白なクレイエル(白亜採石場跡)です。

もともとは修道院で、僧侶が、この階段を使ってワインを食堂に持って行ったのでは無いかと。

ご案内下さったのはジャンピエールさん。

戦争中は兵士やランスの住民達の避難所でもありました。
今なお何百万本のシャンパーニュが熟成の時を静かに待っています。

VIPルームで「テタンジェ ブリュット レゼルヴ 」を試飲させて頂きました。
シャンパーニュの貴婦人です。

その後、テタンジェ ファミリーが所有する邸宅を、現在の女性当主 ヴィタリーさんが迎賓館として改装した邸宅でのシャンパーニュランチでした。こちらは一般公開されておらず、テタンジェ が特別なゲストをおもてなしするための邸宅との事、インテリアも装飾も何もかも素敵で、現代の「本物のアールドヴィーヴルの真髄」を垣間見れた感じで感激しました。


お料理に合わせてのペアリングは、アミューズに合わせて「テタンジェ プレリュード グランクリュ マグナム」

オードブルの手長海老のゆず風味には「コントドシャンパーニュブランドブラン2013」

お魚には「テタンジェブリュットミレジメ2016」

濃厚なフロマージュには「テタンジェ フォリ ド ラ マルケットリー」

そしてデザートには「テタンジェ ノクターン」

ロゼのお土産も頂きました。素晴らしいおもてなしに感動でした。

翌日は、パリを超えてマルメゾン。
旅は続きます。

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