鬼頭郁子のダイアリー
楽しかった金沢研修旅行!
9月19日から2泊3日で、「加賀の伝統工芸と優美なおもてなしを極める研修旅行」をいたしました。
いしかわ観光特使でもある由紀ちゃんのおかげで、素晴らしい充実の日々となりました。
スタートは、金沢の人でもうらやむほどの予約が取れない「小松 弥助」さんのカウンター貸切!
全国の憧れ「伝説の寿司職人」84歳の弥助さんのお寿司です。贅沢。。。。
小さいころから弥助さんのお寿司で育ったという由紀ちゃんのおかげです。
吟味された材料と丁寧な仕事。
「オッチャンはなぁ・・・」って由紀ちゃんに話しかける弥助さんでした。
すごいお寿司屋さんなのに、山本長佐さんの高価な器で提供されるのに、緊張もせず居心地が良いのは、物事を極めた人の余裕が、そうさせてくれるのでしょうか・・・
(テーブルコーディネートの生徒さんのために補足)
山本長佐氏は宮内庁より依頼を受け天皇・皇后両陛下御紋入器を制作。
即位の礼に使用の全和食器の菊花を制作された九谷焼の作家です。
お湯呑は、大樋窯さんでした。
こんなネギトロ巻食べたことがない!すべてがあまりの美味しさに悶絶!
また行きたいお店NO1です。
ランチの後は、兼六園と成巽閣へ。
秋晴れの気持ちのよいお天気でした。
そして大樋さんへ。京都の裏千家の始祖・四世仙叟宗室居士と金沢に同道し、加賀のお茶文化の基礎を築いた長左衛門さんの窯元です。
大樋年雄さんの奥様が、350年の歴史を美術館で説明してくださり、その後お茶室へ。
お菓子の器も全て、素敵でした。
美味しいお茶をいただき、器一つ一つを眺めました。
手に取ると、その良さが、自然の温もりが伝わってきます。
「じつに、いいですなぁ・・・・」この前伺った時の10代目大樋長左衛門さんの真似をしてみました!
つぎは、九谷焼のお勉強。
武家屋敷の鏑木商舗さんに伺いました。風情ある和風建築のお店です。
http://kaburaki.jp/
1822年創業の8代目が九谷焼の説明をしてくださいました。
九谷焼は、呉須で線描きし、「五彩」とよばれる、赤・黄・緑・紫・紺青の5色での絵の具を塗る彩法で、絵柄は山水、花鳥、など絵画的な上絵付けがされています。
作られる地域が広く、若杉窯、吉田屋窯、宮本屋窯、小野窯、松山窯などがあり、作風はいろいろあるそうです。
歴史的な九谷焼を見せていただいた後は、お買い物タイム。
どれも素敵なのですが、私は三井為吉さんの作風が好きで、今回は急須とお湯呑の茶器揃えを購入しようとしたら5客でしたので、「お湯呑は6客欲しいなぁー」っと言ったら、8代目が「じゃあ、新たに作ってもらうからちょっと待って!」って。
オーダーして、作っていただくことになりました。出来上がりを待つ喜びも楽しいですね。
http://kaburaki.jp/store/archives/5929
その後、加賀野菜鍋をいただきました。
金時草、太きゅうり、加賀レンコンのお団子、すだれ麩などとても美味しかったです。
そのあと、鏑木さんと一緒に西の茶屋街へ。
芸妓さんに目の前で踊っていただきました。
艶っぽくて、しっとりとしていて、お着物も綺麗。。。。
地方(三味線と歌)さんもお上手でした。
翌日の20日から「金沢踊り」という事でした。
お座敷での遊びも教えていただきました。初めての学びっていろいろあるんですね。。。
金沢の九谷焼の老舗の鏑木さんがいらしたので、楽しく遊べました。
ありがとうございました!
金沢の長く濃い1日目は終わり、2日目は「つる幸」さん「かよう亭」さん、そして山中漆器と続きます。
続きはまた来週・・・・
すっかり秋になりました。肌寒い夜もありますので、皆様、風邪をひかないようにお過ごしください。
「美・プレミアム」秋号発売!
あっという間に秋になってしまいましたね。
創刊号から原稿書きをさせていただいている、「美・プレミアム」10号 (株式会社 フォーシーズンズプレス)が発売になりました。
今回は、ベルギー&オランダのクリスマスのページと、上五島のキリスト教会群と佐世保の三川内焼きと波佐見焼きのページと、パンを使ったお料理のページを担当しました。
創刊号の時は、「強羅花壇の女将に学ぶおもてなしの極意」というインタヴューで、女将の興味深いお話を伺い、その感動をさらさらっと文章にすることが出来たのですが、数を重ねる度に、文章を書くことの難しさを知りました。
今回は始めての海外プレスツアーでの記事でしたので、わからないことだらけ。。。。
ずいぶんご迷惑&ご指導いただきましたー!
「美・プレミアム」は第12回フランス・ルポルタージュ大賞を受賞している美しい雑誌。
「美しき贅を極める四季ライフスタイルマガジン」本物が持つ美の神髄を、徹底した取材と美しいビジュアルでお届けしているコンセプトの雑誌です。是非書店でお手にとってご覧下さい。
先週は、汐留教室はテーブルコーディネートの体験レッスン。
新しい方との出会いがあり、楽しいレッスンでした。
そして、郡山レッスン。開成紅茶館の加藤さんの子猫のダージリンと 遊んで癒されました。加藤さんのカニときのこのキッシュも美味しかったです。
ちゃんとお花のレッスンもしていますよ!
来月は久しぶりに郡山でテーブルコーディネートレッスンなのですが、あっという間に20名以上の方がお申し込んでくださっとか・・・・
ありがとうございました。
定員を、ランチを作ってくださる加藤さんの体力ぎりぎりの30名まで増やすことになりました。(笑)
お申し込み下さいました皆様にお会いするのを心から楽しみにしております。
そして、14日は銀座で人気のお料理教室「田中玲子クッキングスクール」さんでテーブルコーディネートセミナーでした。
連休の真ん中だというのに、2回で50名近い方にお越しいただきました。
美人なのに、さっぱり男前な中村奈津子先生です。
カジュアルなテーブルコーディネートとワンランク上のテーブルコーディネートを実践させていただきました。
バスケットにアイビーとベビー洋ナシを飾ったので「ここにパンとかがあればよいのですが・・・」と何げなくおしゃべりしたら、奈津子先生がすぐにパンを購入して来てくださいました。
フットワークの軽い、実行力のある先生です。
素敵な機会をいただき、ありがとうございました。
「田中玲子クッキングスクール」http://tanakacook.com/
コンスタンチン ショップはこの秋、ちょっとお姫様モードです。
皆様のお越しをお待ちしてます。
おもいがけないパーティーのお花・・・
3週間ぐらい前に、大手住宅メーカーさんのイベントのお花のご依頼をいただきました。
ちょうど、お花のレッスン日だったのですが、パーティー会場が偶然、叔父がオーナーをしているお店でしたのでご相談して、「レッスンはお休みにして、その代りお花のお手伝いをしてくださる方は、
ぜひいらしてください」という事にさせていただきました。
会場だった「Ginza BRB」は銀座8丁目にある 慶応義塾生の会員制クラブで、クラス会、OB会、セミナーなどのコミュニケーションの場として利用されているお店で、私は慶応ではないのですが、たまーに行ったことがあります。
慶応の方は、皆様結束が固くて業種や世代を越えても交流があるので楽しいかもしれません。。。。
http://www.brb.co.jp/ginza/
そして、「BRBメディカルサロン」による慶応医大の教授の「腰痛について」のためになる講演がありました。
http://www.brb.co.jp/medical/
そして、三重奏の方の演奏披露。。。。。
なんか身内のお店だと思うと、そわそわしてお料理も食べた気がしなくて落ち着きませんでした。
ちょっとレトロで、堅い感じのお店なので「生徒さんたちは、喜んでくれたかなぁ?」なんて気になってしまいました。
コンスタンチン ショップからはすぐ近くです。これからはたまに行こうかなと思いました。
さて、金沢から、オーダーした折敷が届きました。オリジナルで作っていただきました。
漆器なので高級感があって、リバーシブルでサイズもちょうどよく、使い勝手が良いです。
この折敷のお披露目会を9月30日、10月1日に銀座のショップで開催します。
和のテーブルをコーディネートし、和食も召し上がっていただく御招待イベントです。
また詳細をお知らせします。
先週と今週は教室もありますが、まもなく発売の季刊誌「美・プレミアム」の校正で毎日パソコンに向かっています。
「ベルギー&オランダ クリスマスを旅して」が24ページ、五島のキリシタンの教会と佐世保の三川内焼きと波佐見焼を訪ねた「秋の長崎へ」が14ページ、そのほかにも、「パンでおもてなし」などのページの原稿を書きました。
原稿を書くのも大変だけど、校正ってそれ以上に大変です。
夜中に「もう つらい・・眠い・・・」って言いながら作業しています。
ふとしたきっかっけでライターのお仕事をするようになって、まだ3年目。
お花やテーブルのように素早く、思いどおりにはできません。。。。。
落ち込んだり、はがゆい事がいっぱいです。
いつの間にか夏も終わり、秋が始まりました。
皆様は、どんな夏をお過ごしでしたでしょうか?
思い出に残る夏でしたでしょうか?
今年も、あと4ケ月ですね。今年もたくさんの思い出を作りたいと思います。
( 写真は、7月に行った「祈りの島」上五島の海です)