「藤の花」をテーマに茶懐石風のシャンパーニュ会
先月になりますが、「藤の花」をテーマに、茶懐石風のシャンパーニュ会を致しました。
栃木から取り寄せを予定してました藤の花が、例年より開花が早く、急遽アーティフィシャルになってしまいましたが、代わりにテーブルやベランダには紫繋がりでクレマチスも飾りました。
向付け、八寸、煮物、焼物をシャンパーニュと共に。
今回は、クラブドシャンパーニュ 様のお声かけで、4つのシャンパーニュメゾンのインポーターさまにお越しいただきました。
スタートは、美食家たちに愛され、ミシュランガイドフランス公式シャンパーニュとして注目を集める「フレールジャンフレール」
創業年の記念すべきキュベ【キュベ・デ・ウサール2005】
そして、熟成期間11年、フレールジャンフレール最高級ロゼ
【キュベ・デ・ウサール・ロゼ2009】全世界で残り90本という貴重なシャンパーニュをお持ち頂きました。エレガントな味わいは「神々しいシャンパーニュ」と称されるのも納得。まさに、一度飲んだら忘れることが出来ないシャンパーニュでした。
https://www.frefrejapan.com
ファンベース合同会社
次は、テタンジェ「ノクターン」
熟れた果実のシロップ漬のような香りが広がり、エレガントでとっても甘美。
テタンジェ 御担当者様が、国際料理賞コンクールやアートと美食を融合させたテタンジェの理念についてお話しくださいました。飽くなき挑戦ができるのも、今なおオーナー兼経営者であるファミリービジネスの強みですね。
そして、八田ワイン様より「タルラン ゼロ・ブリュット・ナチュレ」をご紹介頂きました。古代ブドウ品種もブレンドされた、シャキッと極辛口シャンパーニュ。
栽培からはじめ、12代続くタルラン「tarlant」さん
実は19年前、初めて著書を出版させて頂いた時に、ジャン・マリー・タルランさんと妻ミシュリーヌさんの元へ、写真家の武田正彦さんと訪れたことがありました。
著書の【鬼頭郁子が訪ねるフランスの花とテーブル 】です。
シャンパーニュ地方には大小合わせて約5,000軒もシャンパーニュメゾンがあるそうで、巡りあいに感謝です。
八田ワイン
https://hatta-wine.com
最後は、アンリエバザン
(henrietbazin)のセレクションドパルセール
「50年前からのソレラシステムを採用」とのご説明に皆様、シャンパーニュ素人なので「?」
ソレラとは一番下にある最も年数の古い樽で、下から上へ古い樽から新しい樽が積み上げられ、出荷される際は一番下のソレラから抜き、同量を上段の新しい樽に補充する方法だそうです。そうすると伝統の味わいが継承され、またはその味わいが均一になるそうです。
1968年のソレラが30%入っていると伺うと、一口毎に深みを感じます。
パル アントワーヌさんの開栓されるお姿がエレガントでした。
アオセフランセ
https://www.aocfrance.jp
「自分好みのシャンパーニュ探し」楽しいですね。
最後は藤のお菓子とお抹茶。
テーブル茶道の教室をされている江戸千家 溝呂木真紀子様が、ご準備くださった藤の抹茶茶碗【錆絵白藤文茶碗 】箱書きまで白藤で素敵でした。
次の花とシャンパーニュの会は8月5日6日7日。テーマは災難を防ぎ、福を呼ぶと言う夕顔の一種「青瓢」
夏、爽やかな茶懐石風シャンパーニュ会で楽しく一献。
会場はまだ未定です。