2009年6月29日〜7月6日
パリ研修ツアー
パリ1日目は10時にベルナルドブティックに集合。
ワインアドバイザーの井上智子さんによる「リーデル」のワイングラスを使った産地別ワインのテースティング会。
普段、何気なく飲んでるワイングラスもボルドー、ブルゴーニュとそれぞれの味を引き出す産地に合わせたグラスの違いで、味にも違いが。。。
普段テーブルを習っている生徒さんだけに、グラスを興味深げに研究していました。
そのあと、ベルナルド ブティックにてフランスの食器の歴史のレクチャーをうけました。
各時代の食器のデザインを実際に眺めながら熱心に説明に聞き入りました。
そのあとはフォーシーズンズ ホテル ジョルジュ サンクでのランチパーティー。
日頃から、私どもがお世話になっている方々をお招きしての親睦会をしました。
最初はシャンパンとアミューズメントでお越し下さったお客様同士をご紹介。
今回の「ルイ・キャーンズ」というバンケットルームもかなりゴージャス。サービスも良く、お料理もおいしくいただきました。 この日は朝からワインづけで(?)生徒の皆様も笑顔で話が弾んでいました。今回のツア−も宮崎や金沢などいろいろなところから参加いただきました。年齢も24歳から65歳と幅広く、パリが初めての方も多かったのですが、すぐに仲良く打ち解け、なごやかにロビーで記念撮影。
そのあとは「ペネロップ」ブテイックへ。めずらしく半額セールに遭遇し、高級すぎてなかなか手が出ない憧れの刺繍のテーブルクロスをゲット。
いきおいづいて「花・芸術文化協会」の刺繍のロゴ入りのエプロンをオーダー。生地の色やサイズ、エプロンのデザイン、ロゴの刺繍やあしらっていただくお花のデザインなど細部にわたって詳しくオーダー。(後日見積もりが届くそうです。楽しみだけどドキドキ)
次の日はホテルにて、ヤニック・スージェニーブ氏の花レッスン。ホテルロビーに降りて行くと、ところ狭しと素敵なお花がスタンバイ。先生のデモンストレーションの後、近くのフレンチレストランでランチ。午後からはそれぞれがブーケを作ります。ヤニック先生は一人一人、丁寧に指導してくださいます。なるべくフランス産の物を使うことをモットーにしているそうで、どの花も生き生きとしています。(ブーケを束ねていくとさわやかなミントが香ります)
最後はホテルのオーナーからシャンパンの差し入れが・・・
乾杯で盛り上がり楽しいレッスンが終了です。
(テーブルの生徒さんのお花のレッスンは今日1日。お花の生徒さんは明日は、ヤニック先生のブティックでみっちりショップ ディスプレイのレッスンです)
次の朝はランジスの花市場へ・・・
皆様で花を仕入れ、作品を作り、ベストフラワーアレンジメントでおなじみの武田正彦さんに撮影していただきます。
資材屋さんもめぐり、ホテルに帰って水揚げ・・・
夜は皆様で作品づくりです。
次の日の朝、私は 国立セーブル磁器製作所を取材。セーブルは1738年創立。王室ご用達から王立、そして国立製陶所へと変わった今日も、その生産量は極めて少なく、そのほとんどがエリゼ宮や大使館などのオフィシャル用に製作されるため、希少価値は今もなお高く「幻の陶磁器」と呼ばれています。 優雅な美しい色は、長年の研究により開発され、「王者のブルー」は特に有名です。
セーブルは現在、日本には正規代理店が存在しないためますます希少価値を高めています。
そんな比類のない輝きを見せる磁器を武田さんに撮影していただきました。
武田さんとご一緒させていただくのは、私の1冊目の書籍「鬼頭郁子が訪ねるフランスの花とテーブル」以来5年ぶり。。。
武田さんの撮影がはじまると、まるでセーブル磁器に光が集まるようにきらきら輝いて見えました。
再びパリにもどり、パレロワイヤルのセーブルブティックへ。なかなか一般客は入りづらい店構えです。。。。
中に入ると現代を代表するようなコンテンポラリーアーティストたちのコラボ作品がいっぱい。ポンパドール夫人が庇護していたセーブルは「ポンパドールピンク」の磁器が有名です。その磁器に合わせた、バラとラズベリーのブーケを作ってプレゼントしました。
次の日は朝8時30分から武田さんに作品を撮っていただきました。ノートルダムをバックにセーヌ河のほとりや、カフエでの撮影です。
どの写真も美しく生徒さんも大満足。。。・・・
パリ研修の思い出になりました。
パリ最後の夜、お気に入りのレストラン「マリウス エ ジャネット」へ歩いていたら、マンゴジさんのブティックの前でマンゴジさんを発見!
昨年の11月にお目にかかったのを覚えていてくださってブーケをプレゼントしてくださいました。
「嬉し〜い!」
MARIUS ET JANETTE
4, Ave. George V 75008 Paris
(01)47.23.41.88
ジョルジュ・サンク通りにあるシーフードがスペシャリテのひとつ星のお店です。特に、蛎は格別。魚のスープやグリル料理もお勧め!
日本へ帰る日の午前中。ホテル近くのリュクサンブール美術館でLippi展を見に行きました。この美術館はリュクサンブール公園に位置し、王政復古期にルイ18世が同時代の美術家の作品を展示するため開設。美しいリュクサンブール公園(メディチ家から嫁いだマリー・ド・メディシスが設営した庭園)を眺めながらゆっくりランチを堪能。さすがに日曜になので家族連れがのんびりと食事をしていました・・・
以上で無事パリ研修も楽しく終了。
帰りの飛行機で早くも次のパリ研修の企画を立てる私でした。