ベルエポックの時代と、その時に生まれたアールヌーヴォー様式

今月の「西洋美術史とテーブルデコレーション講座」のテーマは、ベルエポックの時代と、その時に生まれたアールヌーヴォー様式でした。
最後のレッスンでしたので、新しく移転オープンされた恵比寿の「アムール」さんでランチ付きのレッスンでした。
今回の村松先生のレクチャーに合わせて、テーブルのお花を作りました。
アールヌーヴォー時代はつる性の植物で、弧を描いたアレンジメントとランの花が人気でしたので、グリーンのデンファレを使いました。
テーブルは、アネモネがモチーフのクリストフルの「ベル エポック」シリーズ。

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皆様、ベル エポックのテーマに合わせて、「華麗なるギャツビー」のイメージでおしゃれしてきてくださいました。
とても、華やか!

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皆様、ベル エポックのテーマに合わせて、「華麗なるギャツビー」のイメージで
おしゃれしてきてくださいました。
とても、華やか!

 

昔から、私は、呼び込む力が強いらしく、願えば叶うので・・・・村松先生を呼び込んでしまったようで、村松先生は、自分の時間が減って、よけい忙しくさせてしまいました。
これからも、いろいろな形で、ご一緒させていただきたいと思います思います。
http://www.salon-de-tresmignon.com/index.html
そして、毎回、講座に合わせて「クグロフ」「オペラ」などのお菓子をご用意くださったさき子先生、美しい写真を撮って下さった千恵子さん、まゆみん。
本当にありがとうございました。

 

春から始まったこの講座では、村松先生が選ばれた絵画が毎回、たくさんご紹介されるのですが、最後の講座の最後の絵画がシャガールの「私と村」でした。

高校の時に美術部で、油絵を描いていた私にはとても思い出深い絵でした。
美術部顧問の先生は、事あるごとに「初心者は模写が大事」
「好き勝手に書いてはいけない、とにかく模写をしなさい。」とおっしゃる先生でしたので、その頃好きだったシャガールを、ただ真似して描いていました。
それは、今、私がお花のレッスンの時に、お伝えする事と同じです。
「お花も最初から初心者が、好き勝手に感覚でいけない方が良いですよ。とにかく、お花の技術が優れた作品を、基礎から真似ること。素敵だと思う色合いを、花材を真似る事が大切です」とお話しします。絵も、花もただ、自分が好きなように好き勝手に作るのでは、技術も感性も伸びません。
そうして、模写だけをしていた後、文化祭に出すために書いたのは、今回、村松先生が選ばれたシャガールの「私と村」の構図を真似た「私と橋」とタイトルをつけた作品でした。
夏休みにアメリカにはホームスティした楽しい思い出を、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッチに乗せて描きました。

今回の村松先生の講義の最後で、高校生の時の自分からこれまでが走馬灯のように思い返され、クリストフルやラリックなどの仕事も思い出し、今の自分のこの時間に全てが繋がったように思いました。とても、不思議な時間でした。

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「アムール」の後藤シェフのお料理も、絵画のような美しさでした。ぜひ、移転リニューアルされた「アムール」さんへ。
http://www.amourtokyojapan.com/

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またいつか、この講座の続きができたら嬉しいです。
ご参加の皆様、また華やかに盛り上げてくださった「ギャツビーシスターズ」にも、感謝です。

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ありがとうございました。

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